回線が混雑しそうにない田舎であっても、夜になるとたまにページの表示が遅いときがあります。
どうにかならないか調べていると、通信方式をIPv4からIPv6に変えると、早くなるとかならないとか。
IPv6の詳細については省略しますが、それに変えるための設定を行おうとしても、設定画面が見当たらない問題に直面しました。
目次
当環境の回線状況について。
私の住まいはとある田舎であるため、都市部の一般的なフレッツとは違い、役所から契約しなければいけない、フレッツ光マイタウンというものを利用しています。
でも、回線の品質に関しては、フレッツ光ネクストと同等のようです。
料金や、別途プロパイダを契約しなければいけない点も同じ。
プロパイダは、おすすめされるがままに、OCNを契約しています。
そして使用しているルータはPR-S300SE。
フレッツ側から自動的に貸し出される、必ず利用することになる機器です。
PR-S300SEの設定について。
接続設定|サービス情報サイト(IPv6/IPv4)|サービス別サポート情報|サポート|NTT東日本フレッツ公式
当環境はフレッツ西日本のエリアですが、東日本のサイトに、PR-S300SEでIPv6を行うための設定について記載がありました。

(上記画像はフレッツ東日本のサイトより引用)
192.168.1.1からルータの管理画面を開き、左メニューから「詳細設定」→「高度な設定」へ進みます。
その中に、「IPv6ブリッジ」という項目があるはずでした。

しかし私の環境では、同じ画面までたどり着いても、その「IPv6ブリッジ」という項目が表示されていなかったのです。
ファームウェアも、現時点での最新版である22.01にしているにもかかわらず。
その項目を表示させるようにするような設定方法すら、どこを探しても書かれているわけではなく。
これからの主流になるはずのIPv6を削ったなんてことも考えづらい。
まさか、田舎だからIPv6に対応してない。なんてことはあるのでしょうか…?
無線ルータ「RT-AC1200HP」の設定を変えてみる。
先程のフレッツのルータとともに、ASUSの無線ルータ「RT-AC1200HP」も合わせて利用しています。
普段は「APモード」で利用していたのですが、いったん「無線ルータモード(デフォルトモード)」に切り替えます。

すると、管理画面の左メニューの中に「IPv6」という項目が現れます。
その中に接続タイプの選択肢があり、「FLET’S IPv6 Service」を選んで適用します。
設定を適用して再起動後、プロパイダがOCNなので、上記サイトからIPv4かv6、どちらで接続されているか判定を行ってみました。
しかし、残念ながらIPv4のまま変わっていませんでした。
まだ何か足りないのでしょうか?
フレッツのIPv6オプションに申し込む。
フレッツにはIPv6オプションという、無料で申し込みできるサービスがあります。
もしかしてこれを契約してないから?と思って、申込みしてみることにしました。
(西日本の場合は、上記リンクから申し込めます。)
そして申込みから一時間後、利用できるようになったとのメール通知が届きました。
よってもう一度、さきほどの管理画面から高度の設定の画面を開いてみましたが、状況は変わらず…。
ルータの再起動をかけても同じでした。
もしかしたら設定画面は同じでも、すでにIPv6になってるとか?
と思って、先程同様に上記サイトからIPv4かv6の判定を行ってみましたが、やっぱりv4のまま…。
お問い合わせ|「フレッツ光」をご検討中のお客さま|NTT西日本
なぜIPv6オプションに申し込んだのに、IPv6の設定項目がない?ということについて、フレッツにお問い合わせしてみました。
なお、お問い合わせ先は上記リンクから、「設定に関するお問い合わせ」の方に電話をかけました。
すると、プロパイダの方でもIPv6関係の契約を結んでほしいとのことでした。
OCNでIPv6を申し込む。
フレッツにお問い合わせしたときに言われたとおり、今度はOCNの方にお問い合わせしてみます。
OCN|OCNプロバイダー 安心と信頼のOCNプロバイダー[会員サポート]
上記リンクから、「カスタマーズフロント」に電話をかけました。
電話がつながったら、IPv6で接続できるようにしてほしいと伝えましょう。
IPoE方式への通信に切り替えるか、有料のIPv6対応ルータをレンタルするか尋ねられましたが、無料である前者にしました。
手続き完了後、一週間ほど反映されると伝えられました。
そして反映後、ルータの設定はとくに変える必要はないとのこと。
無事にIPv6に切り替え完了。
OCNのIPv6に申し込んで2日経った頃。
ふと自分の回線のIPアドレスが変わっていることに気づいたので、もしやと思ってIPv6かどうかのチェックをかけてみました。
すると、本記事の初めの画像のように、無事にIPv6による接続ができていることが確認できました。
一週間かかると言われていたのですが、2日で済みました。
OCNから言われていたとおり、ルータの設定はとくに変更していません。
念の為、またフレッツのルータの設定を覗いてみましたが、IPv6ブリッジは現れていないままでした。
でもIPv6接続はできているので、よしとしましょう。
また、ASUSの無線ルータはAPモードに戻しています。
まとめ。
ルータの設定項目の中に、IPv6ブリッジというものが出てこない原因は、結局わからずでした。
ただ、フレッツとOCN両方のIPv6サービスに申し込めば、自動的に利用できるようになることがわかりました。
よって、これからIPv6を利用したい方は、まずは申込みしましょう。
サイトやプロパイダによっては、とくに申し込みしなくても利用可能なんて記述がありますが、当環境の場合は申し込みしないと駄目でした。
つい最近、普通二輪MTの免許取りました。夏が終われば大型も取りに行きたい。
いちおう、四輪MTの免許も持っています。クルマがないけど。
5年ほど岡山の田舎に、単身で生活していたこともありました。今は実家の事情で大阪に戻っていますが、将来はまた人混みのない生活に戻りたい。