エモクリでキャラ同士のIK親子付けを使ったアニメ作成例。

エモクリでキャラ同士のIK親子付けを使ったアニメ作成例。

決められたポーズしか使えなかったコイカツのHシーンと違って、エモクリではある程度ポーズの改変をしてアニメーションさせることができるようになりました。

ただ、Hシーン作成でHなことをさせるなんて、きっと誰かがとっくにやっていること。

というわけで今回は、エモクリ特有の新機能を使って、まったくH関係ないシーンを作ってみます。

エモクリの新機能、キャラ同士の手足親子付け。

コイカツのHシーンでも、キャラの胸や尻などに触れることはできましたが、そうすると触る側は手だけの人間になってしまいます。

スタジオにおいても、IKで無理にポーズをいじったら、その部位は固定されてしまいます。

背後に回って触るとか、そういうアニメーションを作ることもできませんでした。

でもエモクリでは、手足の親子付け機能が新たに追加されました。

たとえば、触る側の手を、触られる側の足にくっつけておくと、いくら動いても自然に足に触れ続けさせることができます。

ただこの機能、相手の身体に触るだけに使うのはもったいない。

この新機能を用いて、触る以外の動きを作ってみます。

攻撃アニメーションを作ってみる。

ひたすらパンチするアニメーションを作ってみます。

しかし、本来親子付けは、相手のキャラが動けば触る側も釣られて動くもの。

それなのに、先程の動画では、殴られるやつは動いていません。

殴る側が、一人で勝手に動いているだけのように見えます。

その仕組みについて。

実はキャラが4人存在しています。

殴る側のキャラ、殴られる側のキャラ、そして殴る側のギミックとして利用するためのキャラ2人です。

制作中の光景は、非常にひどい有様ですが…。

また、ギミックとして使うキャラは、男でなければいけません。理由は後述。

まず、殴る側のキャラのそれぞれの手に重なるように男キャラを配置し、殴る側の手と男キャラの身体に親子付けを行います。

どこにくっつけるかは…画像を見てください。

親子付けを行ったら、次はギミックのキャラのアニメーションを設定します。

前に突き出したり後ろに引いたりするアニメーション、つまり腰を振る動きをしているものを選ぶのが良いでしょう。

これでキャラを動かしてみると、ギミックのキャラの動きに釣られて、殴る側の手も連動します。

ただ、このままでは名前のとおりHシーンです。非常にまずい絵面です。

よって、ギミックキャラを非表示にしてやれば、まるで2人しか存在していないように見せかけられます。

グループ分けに関する注意。

このギミックを作るうえで気をつけなれけばいけないのが、キャラのグループ分けです。

まず、メイン・サブ、2つのグループが存在します。

編集画面ではキャラごとに非表示の設定ができますが、プレイ中の場合はグループごとによる一括表示設定しかありません。

また、非表示にできるのは男だけであり、女は必ず表示になります。

そのため、ギミックのキャラは男である必要があります。

さらに、キャラ同士の親子付けができるのは、同グループに存在しているキャラだけです。

ギミックのキャラは非表示にしたいけど、殴られ役の男は消えてほしくないので、殴られ役は別グループに分けます。

つまり、殴る女とギミックの男はメイン、殴られ役の男はサブになります。

あとはプレイ前にメイングループの男非表示の設定を入れてやれば、まるでパンチしているかのようなアニメーションの出来上がりです。

余談。

コイカツと比べていろいろ機能足らずで、ぶっちゃけ今も使い勝手はお世辞にも良いとは言えないエモクリ。

ただ、新しい使い道を発見できた今となっては、初めの悪かった印象も徐々に薄れてきたかもしれません。

でもやっぱりUI直してほしいな…。

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