コイカツと同じキャラクターモデルを使って、ビジュアルノベルのようなものが作成できる、エモーションクリエイターズが本日発売されました。
しかし、当然といえば当然なのですが、コイカツ本体の特典として付いてきたパーツはエモクリには収録されていません。
それだけならまだしも、パーツを引き継ぎするためのツールもないため、エモクリでも使いたいなら、自分でパーツを移行させなければいけませんでした。
目次
該当ファイルを直接コピーすればOK。

今回の例として、「ハイクオリティメイド」をエモクリに持っていくことにします。
(どう見ても某異世界なんとかに似てますが、気にしないこと。)

ハイクオリティメイドのインストーラーフォルダを開き、その中にabdataというフォルダがあります。
chara、listというフォルダ、さらにadd05というファイルもあります。

そのabdataフォルダの中身を、そのままエモクリのabdataの中にコピーするだけでOKです。
そのままコピーできない場合もあり。

今度は「魔法少女衣装」をエモクリに持っていってみます。
(これも何かのマネだったりするんでしょうか…?いやなんでもないです。)
先程と同じように特典のインストーラーからabdataをコピーしようとしたのですが…。

まず、特典側にはadd02というファイルがあります。

そしてエモクリ側にも、同じ名前のファイルが存在しており、このままでは上書きしてしまいます。

「abdata/list/characustom」にも02.unity3dというファイルがあり、これもこのままだと上書きされてしまいます。

よって対策としては、特典側の02.unity3dは、別の名前に変えてからエモクリのフォルダに入れましょう。
add02は、とくにコピーする必要はありません。
おそらくこのadd02はコーデそのもののデータではないようで、ただ存在さえしていれば、ゲーム中で認識させるものかもしれません。


そしてコピー後、エモクリでもコイカツの特典だったコーデを着られるようになっているはずです。
すでに該当コーデを着ているキャラをコイカツから持ってきて読み込んだ場合、なぜかコーデが外れていることがありますが、一度着せてから保存すればOKです。
注意点として、魔法少女衣装のadd02はエモクリの既存ファイルと被るからコピーしませんでした。
でもメイド服のadd05は、同名ファイルがエモクリにはなく、ちゃんとコピーしてくることが必要になります。
今回の特典コーデだけに限らず、abdataを追加する形式のMODでも、もしかしたらコピーだけでエモクリでも使えるかもしれません。(未検証)
エモクリ専用コーデをコイカツにコピーできる?
エモクリ発売と同時に、公式サイトではファンタジーセットの追加コーデも配信されています。
しかし、サイトに注意書きがあるとおり、以降配信されるデータはコイカツコンバートセットに対応していませんと書かれています。
コイカツコンバートを行うと、エモクリで新たに追加されるパーツやカスタム項目が、コイカツにも追加されますが、ファンタジーセットは対象外です。

でも、先程まで見ていたとおり、コイカツでもエモクリでも、ファイルの形式は同じ。
よって、そのままコイカツのabdataにコピーしてみましたが…。

残念ながら表示がおかしい状態になってしまいました。
一覧には登録されているのですが…。
コイカツコンバートセットをインストール前には、バックアップを忘れずに!
先述のとおり、エモクリ特典であるコイカツコンバートセットをインストールすると、エモクリの新規パーツがコイカツにも追加されます。
また、パーツが追加されるだけでなく、顔の輪郭や体の骨格など、新しいカスタマイズ項目も追加されます。
(Vカツで先に導入されていた項目が、遅れてコイカツにやってきただけとも言う。)
ただ、その新しいカスタマイズ項目が追加された影響なのか、BepInEXを必要とするMODのほとんどが正常に動作しなくなってしまいました。
アクセ使用可能数を増やすMoreAccessoriesや、スカートの形状をカスタマイズするKKABMXなど…。
MODなしで遊んでいた人にとってはとくに気にしなくていいことですが、MODにバリバリ依存していた人は、コンバートセットをインストールする前に、コイカツのフォルダを丸ごとバックアップしておくのが無難でしょう。
私はバックアップを忘れてしまったので、愛しのマイキャラたちが完全な姿で呼び出せないことに…。
MOD開発者たちの対応を待つことにします。
そもそも、コンバートセットって名前が少々わかりにくいんですよね…。
てっきり、キャラデータの変換ツールかと思いこんでしまった。
余談。ぶっちゃけエモクリの使い勝手は…。
冒頭の画像にある台詞のとおりです。
ポーズ変更や位置変更がいちいち別の画面になっており、なおかつアンドゥ・リドゥや平行移動など、最低限の機能すら抜けていて、非常にやりづらいです…。
コイカツスタジオの素晴らしさを、改めて実感できました。
正直言って、スタジオをベースにして作り直してほしいほどです。
(あちらの某メイドをカスタムするゲームのスタジオを触ったときにも、今回ほどではないけどやっぱりコイカツスタジオの方が良いなって…。)
とりあえず今は、有償でβテストに参加したと思って、割り切るしかないでしょう。
ただ、✕✕なシーンのとき、コイカツでは女の子に触れると手以外が透明人間になってしまいましたが、エモクリでは実体のまま。
言い換えると、キャラクター同士の紐づけをしたまま動けるようになったのが、進歩したところと言えるでしょう。
それ以上に、使い勝手の悪さが上回ってしまいますが…。