カスタムメイド3D2が半額になっている間に購入し、カスタムオーダーメイド3D2との連携設定を行うと、カスタマイズで使えるパーツが一気に増えました。
そしてその中に、オブサナティドレスという素敵なワンピースを発見しましたが、ワンピースカテゴリであるため、当然ながらボトムスと同時に装着することはできません。
しかし、ドレスの説明文どおりこのままでは卑猥になってしまいますが、この子はへそやパンツを丸見えにはしたくないので、なんとかならないでしょうか?
組み合わせたい組み合わせができずに困ってる。

冒頭のとおり当たり前のことですが、ワンピースは通常だと、トップスおよびボトムスと併用することができません。
ワンピースを着せると、自動的にトップスとボトムスはなしに変えられてしまいます。

逆もまた然りで、ワンピースを装着している状態でボトムスを選ぶと、ワンピースが勝手に外れてしまいます。
このドレス、下が大きく開いているので、スカートと同時に装着しても問題はなさそうなのに、なんで履かせてくれないのだろう…。
別カテゴリになるように改造する。
このワンピースをボトムスと一緒に装着できるようにする方法は、ワンピースをトップスとして改造することです。
ただ、ゲーム内からでは当然、そのような改造をすることができないので、外部ツールも一緒に頼ることになります。

まずは、エディット画面にて該当のワンピースを着せている状態で、「M」「O」「D」キーを同時押しして、MOD関連のメニューを表示させます。
公式サイトにも書かれているとおり、衣装のテクスチャのみを変更するMODの作成に使う手順ですが、今回は別の目的で使います。
今回はワンピースの中にある、オブサナティドレス・青の改造を行います。
左上の「ExportBase」ボタンを押すと、エクスポート完了のウインドウが表示されます。

今回の場合は「mod_dress039_z2_onep_i_」というフォルダが作成されます。
ただ、そのフォルダへ今回はアクセスする必要はなく、そのエクスポートされた名前だけを覚えておきます。
sybaris-160930.zip (cm3d2_e_317.zip) ダウンロード | CM3D2 MOD ろだE | uploader.jp
次に上記リンクから、プラグインを導入する際の必須ツールとしておなじみ、しばりすをダウンロードします。
現行はしばりす2なのですが、こちらは旧式のしばりす1です。
ただ、今回用があるのはしばりす自体ではなく、同じ圧縮ファイルに同梱されている「SybarisArcEditor」が必要になります。

SybarisArcEditor.exeを、COM3D2およびCM3D2のルートフォルダに設置しましょう。
このツールを起動すると、GameDataフォルダ内にあるarcファイルの中身を確認することができます。
arcはいわば圧縮ファイルのようなものであり、この多数あるarcファイルのいずれかに、今回改造したい衣装のデータが含まれています。
今回の場合は、CD3D2から存在する衣装を改造するため、CM3D2側に設置したSybarisArcEditorを起動します。

なお、4Kで画面のスケーリング設定を使用している環境の場合、SybarisArcEditorは古いアプリであるためか、スケーリング設定に対応しておらず、文字が小さく表示されてしまいます。
その場合は、exeファイルを右クリックしてプロパティを開き、「互換性」→「高DPI設定の変更」→「高DPIスケール設定の上書き」の値を「システム」に変更しておきます。
これで、ウインドウが拡大されて表示されます。

話を戻して、SybarisArcEditorで改造したい衣装のデータを見つけ出します。
今回の場合は「menu_vp001_2」→「menu」→「dress」→「onepiece」を開くと、「mod_dress039_z2_onep_i_.menu」が見つかりました。
先程エクスポートしたファイルと同じなので、これでオブサナティドレス・青のデータということがわかります。
また、menuファイルをクリックすると右側に詳細が表示されるので、そこで一致しているかどうかの判断もできます。
目的の衣装のデータを発見できたなら、menuファイルを右クリックして、わかりやすい名前をつけて好きな場所にmenuファイルを保存します。
CM3D2 ツール C#ツール詰め合わせ.zip (CM3D2 ツール C#ツール詰め合わせ.zip) ダウンロード | さいでんか@CM3D2のアップローダー | uploader.jp
次は、上記リンクから「CM3D2 ツール C#ツール詰め合わせ」をダウンロードします。

ダウンロードした圧縮ファイルを解凍すると、その中に「menu編集.exe」があるので起動します。

起動したら、SybarisArcEditorで保存したmenuファイルを開きます。
テキストエディタの要領で、衣装に関する設定を記述する形式となっています。
というわけで、右のテキストエディタから、カテゴリに該当する箇所を書き換えていきます。

今回の場合、ワンピースからトップスにカテゴリ変更を行いたいため、「onepiece」と書かれている箇所をすべて、「wear」に置き換えます。
(カテゴリは半角英数になっており、その英語名は先程の「M」「O」「D」キーで出るメニューで確認できます。)
ただ、これだけではカテゴリが変わっても、着せたときにボトムスが消えてしまう設定に変わりありません。
よって、ワンピース固有の設定である下記の記述を削除します。
1 2 3 4 5 6 7 8 |
アイテム _I_skirt_del.menu アイテム _I_wear_del.menu アイテム _I_mizugi_del.menu |
名前からもわかるとおり、スカートとトップスと水着を非表示にしてしまう設定ということですね。
トップスでこれはいけないため、下記に置き換えることにします。
1 2 3 4 5 |
アイテム _I_mizugi_del.menu アイテム _I_onepiece_del.menu |
別のトップスからコピーしてきた記述になります。
これで、着せたときに水着およびワンピースが非表示になるという、トップスと同じ挙動になります。
同じコーデ名だとわかりにくい場合は、別の名前に変えてもいいでしょう。
編集が終わったらmenuファイルを上書きして、アプリを閉じます。

COM3D2のルートフォルダにmodフォルダがない場合は作成し、modフォルダの中に、作成したmenuファイルを入れましょう。
あとは、ゲームを起動して、本当に改造コーデが反映されているか確認します。

エディット画面を開いてみたところ見事に、もともとワンピースだったオブサナティドレスが、トップスとしてカテゴリ分けされています。
そのおかげで、本来は共存できないボトムスも、共存させることができるようになりました。
ものによっては、ボトムスがワンピースを突き抜けてしまいますけどね。
なお、別コーデ扱いとなるため、もともと存在していたワンピースの方のオブサナティドレスは、消えることなくちゃんと残っています。

同様の手順を用いれば、上の写真のようにチョーカーをネックレスとして改造することもできます。
本来はチョーカーであるものを胸につけると、首を動かしたときに大きくずれてしまいますが、ネックレスの場合は首を動かしてもずれないため、ネックレス化させる必要がありました。

さらに、他の部位を非表示にしてしまう設定を削除すれば、本来は下着を非表示にしてしまうトップスも、下着をそのまま残すことができるようになりました。
みなさんも、組み合わせられないコーデ同士をどうしても組み合わせたくなったときに、試してみましょう。
余談。

去年までは手前の3人だけだった、わたくしのキャラクタたち。
でもこれからは、さっきの紫の子も含めて、新メンバーを3人お迎えするかもしれません。
活躍に乞うご期待。
なお、メイドのゲームではありますが、メイドのつもりでは作っていません。
戦うヒロイン。簡単に言ってしまえば、なんとかキュアみたいなもの。
もし新メンバーができあがったら、今度はあっちのほうのカスタムできるすけべゲーでも作ってあげたいところ。