25日の金曜日の話です。
この日は暑いくらいのいい天気でしたが、翌日は雨の予報であり、あさっても微妙なところ。
そして長いこと原付で遠くへ出向いていなかったので、本日は教習所の入学予約を済ませるだけの予定だったのですが、そのままあてもなく県外で行こうと考えていました。
ただ、ふと先日のモーターサイクルショーで見かけた、ベスパのことを思い出しました。
そのときは大勢が居る会場の中だったのでじっくり見ることができなかったのですが、店舗へ行けばもっとじっくり見れるのでは?
そう考え直し、県外へと向かっていましたが引き返して、本日はベスパの取り扱い店へ向かうことに。
新品のベスパをチェック。
ようやくバイク屋に到着です。今回訪れたのは、こちらのベスパ大阪東。
実際の店舗では外観にホンダと書かれており、ホンダも取り扱っているのですが、二階がベスパの新車専用コーナーとなっていました。

さっそく二階へ上がってみると…ありました!ベスパです。
単にベスパといっても、こちらにあるのは150ccのATであり、普通二輪免許で乗れるものです。高速道路もOKのやつ。
150ccというと、PCXとかマジェスティSのように尖った攻めてるデザインが多い中、ベスパは50ccの原付がそのまま一回りだけ大きくなったようなデザインをしています。
現在、150ccのベスパは二種類存在しており、上の写真でいうと左はスプリント、右はプリマベーラという車種になります。
ヘッドライトとミラーのデザインとカラー以外に違いはなく、性能は同じとなります。(プリマベーラの方は、ミラーが外されていますが…。)
好みで選びましょう。

私としては、プリマベーラの方が好きかな。先日の会場で見かけたのも、オレンジ色のプリマベーラのはずです。
そしてもっとも気になるのがサイズ。私の家は駐車スペースは狭いうえに斜面であり、さらに進路の都合上斜めから入ってこないといけないので、250ccのマジェスティでは歩道にはみ出すうえに手押しが大変で、とても駐めていられませんでした。
そんな中、このプリマベーラとスプリントはどちらも、全長が1,852mmとのこと。大半の150ccマシンは1,900mmを超えるため、小さいのはとにかく助かります。
50cc原付からタイヤ半個分大きい程度でしょうか。
(家自体の構造が不満なので、本当は引っ越せたら一番ラクなのですが…。)

ちなみにこちらはスプリントS。スプリントではなくスプリントS。
通常版とSとでは、カラーやフチやフレームのデザインが異なるだけであって、性能面では変わりなし。
ただ、スプリントS特有の要素として、シートの材質が異なっているので、座り心地に差が出るかも。
スプリントSのシートは雨に弱いそうなので、対策は必要。多少なら大丈夫かと思いますが…。
ここでもベスパにまたがらせてもらうことができましたが、スタンドを降ろした状態でちゃんと両足が地面に付くので、乗り心地には問題なし。改めて確認できてよかった。
50ccと比べて、窮屈な感じがしないのがとても良い。
中古のベスパもチェック。
うっかり写真は取り逃してしまったのですが、屋外には中古の150ccのベスパスプリントも2台販売されていました。
2018年式と2016年式がありましたが、どちらも新車と比べると非常にリーズナブル。
km数も、私の2019年式の原付と比べるとよっぽど少なく、品質は問題ないでしょう。
年式による違いとして、2016年式の方はエンジンとトランクで鍵を挿す場所が別々のため、いったん挿し替える手間があります。
一方で2018年式の方は、なんとエンジンをかけたままでもトランクを開けることが可能になっています。うっかり忘れ物をしたときに便利。
中古であっても、海外製だけあってか他社と比べるとやはり高いものの、まず買うとしたらこれで決まりですね。
ただ、もたもたしていると誰かに買われるかも…。そのときはもうちょい頑張って貯金して新車にします。
店員さんとお話。
店員の方と少しお話ししている中で、今日はただ遠出するのが目的だったので、このあとどこへ向かうか予定を決めてないと話すと、近くのバイク屋を紹介してくれました。
競合相手じゃないの?とちょっと心配したのですが、もっとバイクの価値観を広げてほしい、バイク業界全体が盛り上がってほしいからとのこと。なんとも素晴らしい志…。
そしておすすめされたとおりに他店も見て回りましたが、他車も見たうえでやっぱりもっとも心を動かされたのはベスパ!
今はほんと金欠なので、待っててベスパ!
あと、もしベスパの新車を買う場合、納期は一ヶ月ほどだそうです。
最近のバイク人気の高まりで、ひどい場合だと半年待たされるという話も聞きますが、思ったよりも早くてよかった。
他店のイタリアンスクーターも見てみたい。
先日のモーターサイクルショーにて、同じくイタリアンスクーターを取り扱っているBENEという店舗が出展されており、ベスパの実物を見たのはそちらが先。
そのBENEがなんと、私の職場から歩いていける範囲に店舗があることに気づいたので、後日の退勤後に向かってみることにします。
会場で見かけた、何十年も昔のいにしえのベスパがまた見れるかも。
デザインは現在とほぼ変わらないものの、MTなので足のところにクラッチがあります。というか、今でもデザインが変わらない現代版がすごい。
なお、サイトを見た限りこちらの店舗ではベスパだけでなく、ランブレッタも取り扱っているもよう。
といってもランブレッタの方は、お値段がASKとなっている旧式のみのようですが。
ベスパと比べるとやや角張った印象を受けますが、ほぼ同じような雰囲気。またじっくり眺めてみたいところです。
もしお金が無限にあれば、ガレージのある家に移り住んで、ベスパとランブレッタを一緒に並べたい…。
まだまだ気になるヨーロッパの150cc。
実物を見たわけではないのですが、150ccのATを調べているうちに、またもや気になる車種を発見。
クルマの方で有名なプジョーが、スクーターを出していたことにも驚きなのですが、ジャンゴという車種もベスパやランブレッタのように、50cc原付をそのまま大きくしたような外観で、とてもかわいらしい。
ちなみにプジョーは、フランスのメーカーとのこと。
年式によって色使いが大きく変わっているのですが、どれも鮮やかで良い感じ。
これもまた、直接店舗まで実物を見に行こうかな。

クルマやバイクのゲーム、ニッチな端末いじり、ランチ・モーニング巡りにお熱です。