今回のCoDは期待していたどおり、あるいはそれ以上の出来!
大傑作だったMWをベースにしつつも、BOCWの数少ない良かった点も引き継いで、出来が悪いわけがありません。
この辺りは前情報でだいたいわかっていたものの、実際にやってみて気づいた点もいくつかあるので、それを挙げていってみます。
目次
どのマップでも必ず24v24になるわけではない。

以前までだと通常のマップならば6v6で戦うのが基本となっていますが、今作ではTACTICAL、ASSAULT、BLITZの3つから選択可能となっています。
左から順に必ず6v6、最大28人、最大48人となっています。
ただ、どのマップでもモードごとの最大人数になるというわけでなく、マップごとに最大人数の上限が定められていました。
たとえば、BLITZを選んでいてRED STARというマップかつチームデスマッチだった場合は24v24になってくれますが、HOTEL ROYALかつドミネーションだとBLITZであるにも関わらず10v10でした。
マルチプレイお披露目動画だと、開発者自身がまるでShipmentのようだと言っていたのですが、さすがにあそこまでの混雑っぷりはありませんでした。
でも、Shoot houseやNuketownくらいの騒ぎっぷりは楽しめるでしょう。
むしろ、どのマップも6v6では広すぎるくらいです。
ガンスミスは性能詳細表示機能あり。

MWだと性能がどれくらい上がったり下がったりするのか、正確には把握できませんでした。
でもヴァンガードだと、BOCWのようにアタッチメント装着前後の性能変化を詳細表示することが可能なので、たとえば同じくエイム速度アップのアタッチメントがあったとしても、Aの方は微妙にしか上がらない、Bの方はもっと上がる、といった感じで把握できます。
ただ、詳細表示を閉じているときは、BOCWのときは何%上がるといった表示だったのに、ヴァンガードだとなぜか+1とか+2といったあいまいな表示になっています。
ところで、ヴァンガードの時代設定は第二次世界大戦、つまり1940年代なのですが、この時代に光学式サイトなんて実在したのでしょうか…?
ドットサイトの元祖とも言えるモデルは1947年にスウェイン・ネルソン社から発売されたNydar(ナイダー)という鴨猟用のショットガンのダットサイトです。
光学照準器「ドットサイト」の種類や原理とは?サバゲーでの選び方も解説! | 暮らし〜の
上記サイトによると、世界大戦後である1947年であれば存在していたようです…。
とはいえ、BOCWだって明らかに未来の兵器である、勝手に動いて撃ってくれるセントリーガンがあるし、ちょっとくらいは時代設定無視もゲーム的に仕方ないところ?
アシストでもキル扱い。
MWと同様の操作性ではあるのですが、キルアシストしたときはBOCWと同様に、キルとして表記されます。
スコアボード上でもちゃんと、キルのカウントが増えてします。
ただ、キル扱いになるといってもBOCW同様、キルストリークを獲得するためのカウントにはなりません。
ちゃんと自分で敵にとどめを刺してやりましょう。
スティンガーがない。

今作には、MWで言うところのPILA、BOCWで言うところのCigma 2、さらに過去作で言うところのスティンガーに相当するランチャーがありません。
つまり、空を飛んでいる兵器をロックオンできるランチャーがありません。時代設定的に、仕方ないところですが…。
ならばどうやって偵察機などを落とすかというと、LMGで撃ち落とすのが基本になるかと思います。
遠いため少々狙いにくいのですが、MG42を使う場合は、標準では1マガジン125発であり、1マガジン使い切ればだいたい落とせるはずです。
今作は以前よりもカウンター偵察機の有効時間が長くなっている気がします。
1機でも呼ばれると厄介で、BOCWで言うスパイクラフトなどのように対抗できるPERKもないため、できれば早めに落としましょう。
なお、今作には現時点でバズーカおよびパンツァーシュレックというランチャーがありますが、もしかしたらそれでも撃ち落とすのは可能かもしれません。
と言っても、使用可能になるまでのランクが高く、私はまだ入手できていないので、ただの憶測です…。
あと、HOTEL ROYALなどマップによっては偵察機以外のわれわれの戦いとは関係のない飛行機が、上空でうろうろしているところがあります。言い換えるなら、ただの背景。
間違って関係ない飛行機に、無駄弾を使わないように注意しましょう。無関係の飛行機は、形が違ううえに速度が速く、弾がヒットしないようになっています。
フィールドマイクは自分だけ有効。

フィールドアップグレードはMWのように、ロードアウトとは別枠の扱いとはなりました。
ただ、MWにはなくてBOCWにはフィールドマイクが、今作にも登場しています。
しかし、BOCWのときはチーム全体に有効だったのに対して、今作だと自分自身にしか効果がありません。その分、チャージ時間は短くなっている気がします。
フィールドアップグレードなので死んでもその場に残り続けるうえに、何台でも設置可能です。
エンジニアのように設置装備を透視できるPERKが今のところはないため、あまり潰されることはなく、遠慮なく設置していけると思います。
ただ、今作は人数設定ができるためか全体的にマップが広いため、一台では補い切れません。とにかく何台も設置していきましょう。
インテルはパーソナルレーダーみたいなもの。

今作のキルストリークの中で、唯一3キルに設定されているインテル。
使用すると、自分自身にしか効果はないものの、一定間隔で周辺の敵を探知することができます。
MWで言うところのパーソナルレーダーに近い性能なのですが、これまた時代設定的に、使用者の頭上にヘリが飛んでいるわけではありません。
よって、敵からするとその効果を止めるには、使用者を倒すしかありません。
そのためか、パーソナルレーダーみたいに死んでも効果は継続となりません。死ぬとその時点でインテルは無くなります。
使い所が肝心。でもたった3キルで獲得なので、ダブらせて無くなってしまうくらいなら、遠慮なく使っていったほうがいいかも。
デスマシーンが死んでも無くならない!

MWにはなくてBOCWにはあったデスマシーンが、今作だと5キルのキルストリークとして登場です。
(いちおうMWにも、ジャガーノートの武器として同様の性能のミニガンならありましたが。)
ただ、BOCWのときと性能は大幅に変わっています。
まず、何といっても死んでも無くならないこと!
デスマシーンを発動させたあとにやられても、残弾はそのまま残っており、100発撃ち切るまでは必ず使い倒すことができます。
しかも、相変わらず凄まじい連射力を持っているにも関わらず、ヘリガンナーのように着弾時に爆発が発生するようになっており、隠れた敵をあぶり出すことだってできます。
これならめちゃくちゃ強いように思えますが、どうも威力は大幅に下げられているように感じます。そこは5キルのキルストリーク相当でしょうか。
まだ、所持中は移動速度が大幅に落ちるので、後方に徹するのがいいかもしれません。
とにかく、撃ち切るまで無くならないので、遠慮せずぶっ放してやりましょう。
セムテックスがない。

シリーズではおなじみの、手で握っている間は爆発せず、投げて付着してからしばらく経ったあとに爆発するリーサル。
そんなセムテックスですが、これも時代設定のためか、今作には存在しません。ピコピコ鳴るもの無さそうですし…。
(と言いつつ、爆破薬と言うC4に相当するリーサルはあったりする。この時代にリモコンあるの?)
代わりにガモン手榴弾というリーサルが、新しく登場しています。
性能ですが、セムテックスみたいに付着はせず、接触した時点で即爆発します。
これならセムテックスよりも強いように見えますが、実際の威力はかなり低い気がします…。
さらに、投げるまでの時間もなぜかやたら遅いという弱点があります。敵と向かい合った状態で投げていては、まずやられます。
敵がいるかどうかわからない状況で、調べるためにとりあえず投げる感覚でいいかもしれません。
フィールドアップグレードでサプライボックスが初期から使える関係で、補充できる機会も多く、3個も4個も持つことができるのでなおさら。
キルストリークが強すぎない。
今作で一番うれしいのはこの点かもしれません。
MWにしろBOCWにしろ、上位のキルストリークを呼ばれてしまうと、どうしようも無くなることが多々ありました。
MWだとヘリガンナーを呼ばれると、プレイヤー操作であるためミサイルをホイホイ避けられてしまい、弾丸も爆発するうえに威力が高いため、LMGで落としている暇もない。
BOCWならただのヘリでさえ異様に頑丈になっており、Cigma 2を5発くらいは当てないと落ちないこともありました。
でも今作にはいまのところ、10キルまでのキルストリークまでしかないものの、どれも対処は容易なものばかりです。
たとえば5キルの滑空爆弾は、MWの巡航ミサイルと比べて加速はできなくなっており、BOCWのヘルストームと比べると追跡はしないため、見てから屋内に隠れやすくはなっているはず。
デスマシーンも先述のとおり、死んでも無くならないものの威力は低くなっているため、数発受けても逃げ切れる余裕はあるはず。
現在の最上位である軍用犬も、数が多くレーダーにも映らないため強力ではあるのですが、銃弾数発で倒すことはできるので、同じ10キルのヘリガンナーほどの脅威はありません。というかヘリガンナーが強すぎた。
(犬を撃つのは心が痛みますが…。)
キルストリークのことでなんだかんだ言ってしまいましたが、ぶっちゃけ今一番よく遊んでいるのは、BOCWにあるスコアストリークが出てこないFace Off 6v6だったりする…。
今作の製品版が出たら、絶対に買います!

たとえβの出来がどうであろうと、CoDシリーズなので購入することは確定だったのですが、今作はβの時点で非常に好印象だったので、製品版発売後もきっと楽しいに違いありません。
BOCWの発売当初は、なぜかエイムアシストがなくなっていてまともに弾が当たらないなど色々問題点がありましたが、今作には今のところ、何の不満もありません。
しいて不満を言えば、プレイヤーランクも武器ランクも現時点では30までしか上がらないので、それ以上のアタッチメントがすでに見えているのに使えないことでしょうか!
(スライハンドが無いとリロードが遅い…。でもランクが遠い…。)

MWもBOCWも、狭いマップじゃないと勝率は5割程度しかないのですが、正確には計測していないものの今作では今のところ、マップはランダムでありながら勝率6割以上は取れていそうであり、1位もファイナルキルも何回か取れており、満足しています。
あと、普段どおりSMGしかほとんど触っていないものの、今のところStenがお気に入り。
現時点で3種類だけあるSMGの中で、威力も連射力もないものの、取り回しの良いものとなっています。
じっとしているのが苦手なので、やはり機動力ばかり優先してしまいます。スナイパーなんてとても扱えない…。
ただ、構え方に問題があり、ひじを上げた左腕で視界が隠れてしまいます。50ラウンドマガジンを付けると、下ではなく左に装着するため、さらに視界が隠れるという弱点も…。
せめて、MP7やMAC-10のような、取り回しの良さに加えて連射力があれば…。
ぶっちゃけ、安定して戦えるのはMP-40だと思います。MWやBOCWで言うところのMP5。なんでもそつなくこなせるのは、やっぱり強い。
モダンでもレトロでもないこのクラシックの時代から、本当のお気に入りは果たして見つかるでしょうか。

クルマやバイクのゲーム、ニッチな端末いじり、ランチ・モーニング巡りにお熱です。