
書くのが一日遅れましたが、昨日の遠出のまとめです。
せっかくの祝日、朝から雨さえ降ってなければ、もっと遠い和歌山まで行くつもりだったのですが、晴れだろうとさすがに日帰りは無茶。
昼前から雨が上がり、一日中家に居るのももったいないので、予定変更。
奈良方面に向かうことにしました。自転車で。

エストレヤもとい、マニュアルの普通二輪をまともに運転できるようになるまで練習したい気持ちはあるのですが、まだ冬なので二輪は寒すぎてきつい。
とはいえ、この日は冬にしては暖かい方だったのですが、先述のとおりもう昼なので、大阪市内はクルマで溢れていて、遠出するには危険です。
よって、自転車に変更です。自転車だったら、乗っているうちに暑くなるし、冬にもっとも適している乗り物です。


まずは柏原市内にある、以前にも来たことあるゴルフ場の看板の前まで到着。
前回はこのあたりで引き返しましたが、今回はこの先に…。
と思ったのですが、Googleマップを見るとまっすぐ行った先の登りではなく、右に曲がったところにある下りを示していたので、そっちに従うことに。
曲がった方が楽できるんじゃないかと思って…。


山越えを覚悟していたのですが、川沿いになっていました。
これなら楽に大阪を抜け出せそう。


まったく登り無しというわけではないのですが、橋を渡った先は少々の坂道を登ったり下ったり。
このあたりはクルマどおりはなく、登山客のみが見えます。

結局登りやんけ!ヒルクライムの心得の全くない私は、またもや押して歩くしかありませんでした。
というか荷物が多い。銭湯に行くことも予定しているので、着替えが必要。あと、ランチ待ちの間の暇つぶしの道具も。
とはいえ、多少の登りと下りの繰り返しであり、ひたすら登りというきつい道はありませんでした。
道中は撮り忘れてしまいましたが、住宅が点在する山道を抜け切ると、見晴らしの良い、いわゆる閑静な住宅街にたどり着きます。
そこはもう大阪ではありません。



到着して早々に、たまたま駐められていた珍しいクルマばかり見入ってしまいましたが、とりあえず王寺町にたどりつきました。
もちろん、自転車です。

大昔はほんと、外に出ることもイヤだったひ弱野郎な自分が、今じゃ自転車で県外に飛び出すなんて、我ながら誇らしい…。

お昼がまだだったので、マップを見たうえで一番近くだったお店へ直行。

お昼が済んだので、移動を再開。
目的地は…決めていません。
とりあえずまたマップを開くと、どうやら町内に釣り堀があるようなので、釣り竿はないのですが気になるので向かってみます。

大和川って、奈良にも続いていたんですね…。びっくらこいた。
自分がいかに地理に詳しくないかを痛感します。

川沿いを離れると、これまた上り下りの激しい住宅街に紛れ込みます。
自転車で挑戦しがいがある構造ですね…。

路上では、普段よりもアルファロメオを多く見かける気がします。
何かこの街と関わりがあったりする?

走っていると、いつの間にか自転車の後ろからカタカタ聞こえるようになってしまいました。
荷物を取り外しても鳴るので荷物がひっかかっているわけでもなく、一度立ち止まって自転車を手で浮かせながらタイヤを回してみると、中心のクリアーのパーツ…なんて言うんだ?これが外れかかっているのが発覚。
ひとまず手でハメ直せたものの、油で手が真っ黒…。パーツの破損の件、自転車屋に診てもらったほうがいいのかな。

釣り堀に到着。町中にあるってうらやましいですね…。
私なら毎日でも通うぞ。たぶん。
今回はルート以外何も下調べせずに来たので、見るだけにします。
そろそろ釣り竿が欲しくなりますね…。釣りのゲームならたまにするのですが。
背中に背負いながら自転車で走ろうか。

ちなみに釣り堀までは、長い登りが続きます。
釣り堀直前のコーナーまでは停止せず行けたのですが、コーナーでダメでした。
どうしたらヒルクライマーになれるのだ…。

開店時間ちょうどの3時に銭湯に到着したのですが、まさかの定休日。
他の銭湯に行こうかと思ったのですが、もう片方の銭湯は4時半になるまで開店せず、もし寄っていると帰りは真っ暗の時間になるおそれがあったので、今回はこのまま大阪に引き返すことにします。

バス停にかぎらず、ところどころで白い犬の看板を見るのですが、なにか逸話でもあるのでしょうか。

自転車用ルートは大阪じゃないと機能せず、歩行者ルートで検索していったのですが、行きとは全然違うルートが表示され、しかも全く山道に入る必要のないルートでした。
まさか、山越えなしで他県にたどり着けるとは夢にも思わず。
ただ、至るところで歩道がないうえに、車道を回避できるスペースもわずかしかないので、危険が伴います。
肝を冷やしっぱなしで、行きのときのルートよりは楽しくなかった…。
安全第一あるいはヒルクライマーの方なら、山道をおすすめします。
自転車というのは、いかにどれだけ遠くまで行くかよりも、どんなルートを通ってきたかというのが大事な気がしてきました。
短い距離であっても、困難な山道の方が達成感があるし、楽しいかもしれませんね。

奈良の王寺町に別れを告げ、再び大阪まで戻ってきてしまいました。
川沿いはキレイであるものの、川とは正反対に心の汚れた、クルマの多さと自転車片手離し運転の多さには、相変わらずうんざりです。

そんな大阪でも、銭湯は癒やし。
奈良に居る間に行きそびれてしまったので、ここに寄っていきましょう。
いわゆる町のお風呂屋、でもけっこう改装されててキレイ。
お風呂に入っていると、意外にも見知らぬお年寄りの方から元気なあいさつをかけられたり、ロビーに自転車ヘルメットを持ち込んでいると、威勢の良いじいさんから話を持ちかけられたり。
私のような若造…いや、まだ若造と言える歳か…?ともかく、親身に接してくれるお年寄りの方には好感が持てます。私はこういう人たちになれるだろうか…。

「そのヘルメット高そうやな!いくらなん?」
いわゆるナンシーおじさん…というよりは、いくらおじさんでした。
そのとおり、2万円近くかかってのでたしかにかなり高かったのですが、大満足の一品です。
ちょっとヘルメットを貸してあげたところ軽さにたまげたようで、その軽さのおかげでずっとつけていてもまるで苦になりません。夏場でも快適かどうか、気になるところです。
ちなみに、この記事を書いている今日は雨だったのですが、ヘルメットである以上、雨除けとしても多少は機能します。
以前まで雨の日の通勤は原付にしていたのですが、もう自転車で行けますね!サングラスも最近買ったので、目に雨が入らなくなりましたし。
あと、おじさんの知り合いには70万もの価格の自転車に乗っている方がいるそうです。
私がいくらおじさんになってまうわ!
「ヘルメット付けてるのは、やっぱり義務になったから?」と聞かれましたが、半々といったところでしょうか。
(厳密には努力義務なので、強制力のある義務とは言えないのですが。)
通勤中、周りに危なっかしい運転をするやつばっかりだから、もうヘルメットをしていないと安心できないということもありますし、バイク乗りの身でもあるので、ヘルメットをしていた方が気合が入るというかなんというか。
あと、自転車ライダーとしての礼儀というか。本当はスーツも揃えたいところですが。
周りに流されっぱなしの日本人とよく揶揄しますが、自転車ライダーの格好に限れば、それが最適の格好なので、これだけは見習わないと。
「国はみんなにヘルメット付けさせたいんなら、金配ったらええねん!」とも言いますが、たしかにそうでもしないと付けさせることなんて難しいですよねぇ…。
バイクのヘルメットは強制なのに、自転車は強制ではない。こんなちぐはぐなルールを黙って見ていた結果が、今の日本。
とはいえ、地方では人が少ないにも関わらず、ちゃんとヘルメットを付ける方が多いのに、大阪人はほとんど付けない。大阪は人がわんさか居て危険なのに。
なんでこんなことになってしまったんでしょう。

お風呂のシメとして欠かせない瓶ジュースもいただき、おじさん方との自転車談義も弾み、とてもいい銭湯体験となりました。
豪華な浴槽とかそういうのはないのですが、そこに集う人との関わりって、やっぱりいいもんだなって。
ただ、もし自転車ライダーとして来ていなかったら、声をかけられることはなかったかも。
ところで、銭湯に寄ったあとも、自宅までまだ数十分は漕がないといけないんですよね…。

こちらはおみやげのオリーブオイルです。王寺町産とのこと。ちなみに4000円。
「なんでこんな高いもん買ってきたん!?」って母にツッコまれてしまったけど、おみやげの値段を聞くなんて野暮すぎるぞ!素直に受け取っておけ!いくらおばさんめ…。
そもそもオリーブオイル自体が高級品なのですが、一般的なものとどれほどの違いが出るのか、楽しみです。
待てよ…。ケチな母に持たせていては、いつまで経っても開けないかもしれない。