たびたび見かけるこの名前、実際にどんなものなのかやってみました。
よそにある高性能PCを、リモートで間借りして遊ぶといった感じになるのでしょうか。
ちなみに今回はただのお試しなので、フリープランにしています。
Steamで所有しているゲームの中から、本サービスに対応しているもののみ遊べます。
一番やりたかったForzaは残念ながら未対応でしたが、ETS2やATSなら対応しており、今回はひとまずATSの方で。
起動時に順番待ちがあり、金曜の夜7時くらいで100人以上もいたので、まさか何時間も待たされるのではと思ったのですが、2~3分もすれば起動できました。
(ATSじゃなくてプレイヤー数のさらに多いETS2の方だったら、もうちょっとかかってたかも。)

ゲームによるものなのかプランによるものなのか、解像度はフルHD(1920×1080)までしか選べません。
リモートゆえに仕方ないことかもしれませんが、ノイズもわずかに見られます。
ただ、入力に関してはほとんど遅延を感じられず、今回は安全運転を求められるゲームですが、レースゲームであっても問題ないかもしれません。
また、ゲームの処理は画面の向こう側におまかせしているだけあって、ユーザー側のPCのグラボがブン回ることはなく、ほとんど負担はかかっていません。
そのため、上の写真のように、Desktop Magic EngineやDesktop Manによる3Dキャラクターを配置しながらであっても、キャラクターが固まることがありません。
(OBSで配信中の様子です。)
問題点としては、まれに映像のカクつきがあることでしょうか。致命的とまではいかないものの、やはり気になってしまいます。
また、ローカルPCのみに保存されており、workshopに共有されていないMODは使用できません。
F12キーでスクリーンショットを撮っても、あちらのPCに保存されたということになってしまうのか、ローカルPC側には残っていません。
Geforce Nowで遊んでいる間は、よそのPCでSteamにログインしているという扱いになるため、ローカルPC側のSteamがログインが自動的に切れてしまいます。
ただ、先述のDesktop Magic Engineなどは、事前に起動しておけばログインが切れてもなぜか起動されたままでした。
というわけでGeforce Nowを使用するのは、よっぽどスペックの足りないPCでどうしてもゲームしたいときや、本来なら負担のかかる3Dゲームで遊びつつ、周辺にキャラクターも出したい欲張り環境に有効と言えます。
大きいサイズのPCケースとマザーボードに交換して、なおかつグラボも2台載せにしようかと考えてたこともありましたが、対応ゲームだけに絞り込むのであれば、パーツ買い替えの必要性は薄まります。
ローカル側でゲームしながら、Geforce Now側でもゲームするという、二台同時にゲームしたいときにも良さそうですが、片方のSteamのログインが切断されてしまうので、どうしたものやら。
Sims4やCities Skylineみたいに、置いといても時間経過で進むようなゲームを定点カメラと称して、PCに負荷をあまりかけることなく垂れ流し配信するときにも使えるかと思ったのですが、残念ながらこれらは未対応だったんですね…。
一方で、Planet CoasterやPlanet Zooなら対応だったので、やはり定点カメラ配信は実現できるかも。
といっても、放置でも問題ない流れに乗せるまで、まずゲームを進めるのが大変なのですが。