RetroPie導入でつまづいたことメモ。

RetroPie導入でつまづいたことメモ。

最近使い道のないRasberry Piをどうしようか迷っていたところ、これでレトロゲームを遊べるんじゃないかと思って調べてみると、RetroPieというものをインストールすればできるようになるとのこと。

ただ、その導入で一日費やすほどどん詰まりになってしまったので、発生した問題と解決方法をまとめておきます。

作業環境。

今回の機種は、Raspberry Pi 3 Model B Rev 1.2を使用しています。

また、すでにRaspbian OSをインストール済みであったため、RetroPieを追加でインストールする形を取りました。

起動時にコンソールが出る&音が出ない。

RetroPieインストール後にラズパイを再起動すると、上記写真のようなコンソール画面に飛んでしまいます。

本来なら、Emulation Stationというゲーム選択画面に、すぐ飛ばないといけないはずです。

ひとまず「exit」と入力してエンターを押すことで抜け出せるのですが、これではいちいち面倒です。

そもそもエラーくさいのが出ているので、どこかに影響を与えていそうです。

また、ゲームを起動したときにもエラーが出ます。

このエラー文が上の写真のように一行だけのときもあれば、何行も出てくるときもあります。

そして何行であろうが、このあとゲームが起動するのですが、どのゲームでも音が全く鳴らない状態です。

音量設定を行っても、勝手に0に戻る状態です。

どちらのエラーも、同じエラー文で検索すれば報告例はいろいろ見つかるのですが、私の環境の場合だと、いずれのサイトを参考にしても、全く解決になりませんでした。

よって結局、RetroPieを初めからインストールし直すしかありませんでした。

1. はじめに 今回は、自分自身への備忘録を兼ねて、Raspberry Pi で RetroPie を構築する方法を、お伝えしたいと思います。 ※2020年1月…
qiita.com

といっても同じことを繰り返すのではなく、上記サイトを参考に、RetroPieがすでに導入済みのRaspbian OSのイメージを使って、OSの再インストールを行うことにしました。

すると、起動時のエラーも音のエラーも発生しなくなり、無事に解決となりました。

七転八起 – ラズベリーパイにGUIをインストールする

なお、RetroPie組み込み済みのRasbpian OSだと、いつものGUIデスクトップが起動できないことが判明したので、上のリンクの手順に従ってデスクトップをインストールしてみたのですが、その場合もRetroPieで音が鳴らなくなってしまいました。

よって、RetroPieを組み込んだらデスクトップは諦めたほうがよさそうです。

VNCで接続しても画面が出ない。

Cannot currently show the desktop

WindowsからGUI上で遠隔操作したかったのですが、RetroPie起動中にVNC接続しても、上記のエラーが出てしまい、ラズパイの画面が見えません。

How to play with RetroPie through VNC? : RetroPie

これに関してはraspi-configから有効にできるVNCを使うのではなく、上記redditにあるコードを実行して、dispmanx_vncserverというのを使えばOKでした。

(標準のVNCはあらかじめ無効にしておくこと。)

追記

もっと楽ちんで遅延も少しは軽減される良い方法がありましたが、こちらは取り消し線を入れた状態で残しておきます。

VNCがすぐに途切れる。

RFB protocol error: bad xrle data

いざVNCでRetroPieの画面が見えるようになっても、切断と接続をひたすら繰り返しており、まともに操作できません。

“bad xrle data” · Issue #22 · hanzelpeter/dispmanx_vnc

VNC Viewerというアプリを使っている場合、プロパティからPicture QualityをAutomatic以外にすればOKでした。

追記。

こちらもVNCの設定手順を変えることで途切れなくはなったので、打ち消し線の状態にしておきます。

VNCで接続しても画面が出ない。(改訂)

Cannot currently show the desktop

WindowsからGUI上で遠隔操作したかったのですが、RetroPie起動中にVNC接続しても、上記のエラーが出てしまい、ラズパイの画面が見えません。

デスクワークをしていると、離れたところで動かしているXサーバ無しRetroPieのデモキャストを見て癒やされたくなる瞬間が、私たちにしばしば訪れます。しかし秘技…
qiita.com

こちらの手順に従って、ラズパイ標準のVNCのコンフィグファイルに、追記を行うだけでOKでした。

/root/.vnc/config.d/vncserver-x11

ファイルの場所。拡張子のないテキストファイルです。

SSHからのテキストファイル編集が苦手なら、FTPから好きなエディタを使って編集してもOK。

編集後、ラズパイを再起動すれば反映されます。

Xboxコントローラーが無線接続できない。

正確には、Xbox Series X/Sコントローラーです。

これはRetroPieというよりラズパイ自体のことなのですが、Bluetooth接続でこのコントローラーとペアリングしたところ、画面上では接続完了となっているのに、コントローラーの方では電源ランプの点滅を繰り返したままであり、実際に操作することができません。

これに関しては、コントローラーのファームウェアを更新することで解決しました。

ファームウェアの更新はWindows11にて、ストアからXbox アクセサリーというアプリをダウンロードして行ってください。

画面が乱れる。

PCモニターに接続しているときは問題なかったのですが、準備を終えていざ居間のテレビに差し直してみると、なんか緑がかったノイズが画面全体を覆ってしまっています。

原因として、raspi-configにおいての解像度設定があっていないため、

もともとDMTの1920×1080を選んでいたのですが、居間のテレビはそれよりも解像度が小さく、なおかつテレビの場合はDMTではなくCEAを選ばないといけません。

よって、CEAの1280×720に切り替えることで、ノイズがなくなりました。

余談ですが、もう10年も前の古いテレビなので、解像度は1366×768という半端なサイズです。

そのためなのか、周囲に黒帯が出てしまうのが気になるところ。

そもそも、テレビ番組を見る際もチューナーを通じてHDMI出力で見ているため、テレビに”テレビ”としての機能はいらないんですよね…。

32型で、なおかつ”テレビ”としての機能がない1920×1080のモニター、安く売ってないですか?

SSHからEmulationStationを再起動するコマンド。

ただゲームを入れ替えたあとなど、時間のかかるrebootをするほどでもないときに。

その他カスタムについて。

良いこと日記。 2022/8/21
バイクメモ。 弟が中型から大型二輪への乗り換えを考えているとのことで、それまで弟が乗っていたマシンを買わないかと、私に提案してくれました。タダじゃないのか。 一…
tanoshi-nichiyo.com

他のことも混じっているのですが、日記の方に書いちゃったので、とりあえずリンクしておきます。

テーマのカスタムの方法とか。