タスクバーを動かせないWindows11。
タスクバーの位置といえば下がデフォルトなのですが、Windows10までは上・左・右に移動させることができました。
しかしWindows11にアップグレードすると、タスクバーの位置が下から動かせなくなってしまいました。
それに伴い、下以外で使っていた人からは大不評です。私もそのうちの一人でした。
発売してからすでに1ヶ月以上経ちましたが、いまだに改善されていません。
なぜ下固定では気に入らない?
タスクバーが下、というよりは上か下に配置していると、タスクバーは横長に伸びます。
ディスプレイというのはたいてい縦よりも横の方が長いので、タスクバーが横長だと画面の占有率が高くなってしまい、邪魔になるためです。
そのためタスクバーが縦向きになって短くなる、左右どちらかに配置することで、タスクバーの占有率を減らすことができました。
タスクバーってそんなに何度も使う?
タスクバーがでかすぎて邪魔になる!これじゃあいつまで経ってもWindows11にできない!
と思い続けていましたが、ちょっとまった。
タスクバーって、常に出しっぱなしにしないといけないほど、よく触るものでしょうか?
たしかに、複数のアプリを1つのモニターで併用していると、タスクバーを通じて行ったり来たりするかもしれません。
でも、他の手順で代用できないでしょうか?
できます。Alt + Tab を押してください。
すると、最前面にしたいアプリを切り替えるためのウインドウが出てくるはずです。
そのままAltを押し続けながらTabを連打することで、複数のウインドウの中から最前面にしたいものを選択できます。
つまり、わざわざタスクバーをクリックしてウインドウを切り替える必要がないのです。
Tab連打がめんどくさいのなら、Alt + Tab を押したあとに、Altだけ押しっぱなしの状態で、マウスで選択するのも可。
さすがに新しいアプリを起動するときはタスクバーから起動することになりますが、必要なアプリを起動し終わったあとは、ほとんどタスクバーを触らずに済むはずです。
タスクバーを隠しておけば、どこに配置されても問題なし!
Alt + Tab によるウインドウ切り替えを覚えてしまえば、もうほとんどタスクバーを触ることがなくなります。
しかし、タスクバーが横長のままだと、邪魔であることには変わりありません。
よって、タスクバーを自動で隠す設定を有効にしましょう。
Windows11であれば、「設定」→「個人用設定」→「タスクバー」→「タスクバーの動作」→「タスクバーを自動的に隠す」をオンにします。
すると、タスクバーからマウスを離してからコンマ数秒後に、タスクバーが画面外から勝手に消えていきます。
もう一度タスクバーを出すには、画面最下部にマウスを持っていくことで出すことができます。
マウスを動かさないといけないという手間はあるものの、そもそもタスクバーを触ること自体を減らせたわけですし、さほど苦にはならないでしょう。
むしろ、タスクバーがない分、画面が広くなって清々しいことでしょう。
これでもう、タスクバーのでかさに悩まされることはなくなりました。下で固定されていてもやっていけることでしょう。
余談。
Windows11でタスクバーの位置を変更不能にしたのは、やっぱりわけわかめ…。上や左右に配置できてしまうことで困る人なんて…。
配置を変えたつもりがないのに変わってしまうことはあるかもしれませんが、さすがにそれを防ぐためだけに変更不能までするのはやりすぎ。
…もしや、今回のようなタスクバー隠しの良さに気づいてもらうためでしょうか?
かつてのWindows8も、スタートアイコンを無くしたうえに、スタートメニューを全画面にするという、新しい仕様を押し出していました。
でも結局は賛同を得られず、8.1からは結局元通りになりましたけどね。
そんな感じで、今のWindows11は、8みたいな実験段階なのかも。