最近のPCは大容量化がどんどん進んでいるので、何本もゲームも遊んでいる人にとっては、SSDが500GBなんかじゃ、もう足りない時代です。
HDDなら余裕で入るのですが、HDDだと読み込みが大幅に遅くなってしまうので、やはりSSDに入れなければなりません。
空き容量がぜんぜん足りなくて、アップデートすらできない状況になってしまったので、なんとかして空きを作れないものか…。
謎のキャッシュフォルダを発見。
「WizTree」高速にフォルダーやファイルのディスク占有率を可視化するツール – 窓の杜
WizTreeというアプリでどこが大幅に容量を食っているか確認してみたところ、下記のパスに多大な容量が使われていました。
(ちなみにWizTreeは、500GBであってもたった5秒ほどでスキャンが終わるのでおすすめ。)
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C:WindowsServiceProfilesNetworkServiceAppDataLocalMicrosoftWindowsDeliveryOptimizationCache |
このCacheというフォルダの中にはさらに、英数字の羅列のフォルダが2つ存在しており、その合計はなんと約99GB。
キャッシュのくせに、いくらなんでも食い過ぎです。
これは削除しなければいけないでしょう。
と思ったのですが、これは何に使われているキャッシュなのでしょうか?
むやみやたらに削除して、OSの動作に異常を来たすわけにもいきません。
DeliveryOptimizationとは?
DeliveryOptimizationとは一体何者なのか調べてみると、どうやら「配信の最適化」という機能だそうです。
Delivery Optimizationが重い時の停止/無効方法【できない時の対処も】
詳しくは上のサイトなどを参照していただくとして、かんたんに言ってしまえば、現在のPCで適用されているWindows Updateを、他のPCにもコピーする機能だそうで。
しかし、私は他のPCを所有していないうえに、仮に持っていたとしても、いちいちPC2台をつなぐより、Microsoftから直接ダウンロードした方が手間が少なそう…。
よって、今回のPCでは全く使うことのない機能と言えます。
先程見つけたキャッシュフォルダは、これのために使われていたのでしょうか?
使わない機能に多大な容量を食われるわけにはいかないので、無効化してしまいましょう。

しかし、タスクバーの検索から「services.msc」と入力し、ここからできるはずなのですが、スタートアップの種類を無効にしようとしても、私の環境では拒否されてしまい確定できませんでした。

もう1つの設定として、スタートメニューの「設定」→「更新とセキュリティ」→「配信の最適化」へ移動。
「他のPCからダウンロードを許可する」という項目があったので、これをオフにしました。
いざキャッシュ削除してみたものの…。
配信の最適化をオフにしたところで、先程のキャッシュは何も消えていませんでした。

ディスククリーンアップから配信の最適化の容量を見てもたった14.9MBしか表示されていません。
もしや、99GBのうちの大部分は、ディスククリーンアップからは削除することのできないゴミなのでしょうか?
よって、いちかばちか、DeliveryOptimizationのCacheフォルダを、直接削除してみることにしました。
ゴミ箱には大きすぎて入らないので、完全消去になります。

そして削除後、Cドライブの空き容量を確認してみたものの…なぜか空き容量がぜんぜん増えていません。
削除前も後も空きが27.3GBのままであり、予定通りならば99GB増えて126GBになるはずなのですが…。
念のためPCの再起動をかけてみたのですが、それでも変わらずでした。
もしや、キャッシュが99GBと表示されていたのがバグだったのでしょうか?
真相は謎のままです。
なお、削除を行ってから1日経ちましたが今のところ、とくに動作がおかしくなったところはありません。
結局どうする?
知らず知らずのうちに溜まるくせに消せないゴミを消すには、OSの再インストールしかないのでしょうか。
おそらく、OS再インストールしてから必要なアプリを全部入れたあと、今よりも空きが増えているはず。
でも、元の環境に戻すには時間がかかりすぎるので、手っ取り早いのはやはりSSDの増設でしょうか。
内蔵は接続が手間なので、外付けにするという手もありますが、内蔵よりは速度が劣るかもしれません。
とはいえ、外付けSSDであっても、HDDよりはよっぽど速いはず。