セシル変身の編集画面の左メニューにアイテムという項目があり、それを使うと作成中のキャラに装飾品を付加することができます。
たとえば頭に帽子を被せたり、手に剣や盾を持たせたりなど。

しかし、アプリをダウンロードした直後のデフォルト状態では、アイテム欄に何もセットされておらず、アイテムを使うことができません。
よって今回は、アイテムを使用可能にする方法について。
目次
そもそもセシル変身をダウンロードするには?

まだセシル変身を触ったことないけど、本記事を開いてしまったって人も居るかもしれないので、いちおう紹介。
アップデートが行われるたびに記事が作成されるので、最新記事を開けば最新版がダウンロードできます。
ただ、月額500円の有料版と無料版では機能の違いがあるので、それぞれダウンロード先が異なります。
記事作成時点では、有料版の場合は下記のリンクからダウンロードできるのが最新版になります。
無料版の場合は下記。
アイテムの使用準備。
現時点での最新版から1つ前のバージョンの記事です。
こちらからアイテムが、アプリとは別にダウンロードできます。
最新版アプリに同梱されているわけではないんですね…。

記事の下の方に「Item20200501先行ダウンロード」という、zipファイルへのリンクがあるので、そこからダウンロードします。
(なお、現時点では有料版のみ対応となっています。)

zipファイルの中身はこのようになっています。

このzipを解凍して、セシル変身のルートフォルダにコピーします。

フォルダ名を「Item20200501」から「Item」に改名します。これで準備は整いました。

あとはセシル変身を起動し直すと、アイテム欄にアイテムがいっぱい追加されています。
アイテムの使い方。
いたってかんたん。

まずアイテム一覧から、使いたいアイテムをクリックして選択していきます。
複数選択可能です。
この時点では、まだアイテムは読み込まれません。

使いたいアイテムをすべて選択したあと、一番上の「アイテム読み込み」をクリックします。
しばらく待つと、キャラクタにアイテムが装着されます。
ただ、場合によってはアイテムの位置がおかしいことがあるかもしれません。
そのときは編集しましょう。

アイテムが読み込まれたあと、もう一度アイテム欄からそのアイテムを探し、マウスカーソルを重ねると、部位名が表示されます。
たとえば0番の帽子のアイテムの場合、部位はそのとおり帽子となっています。

画面を下にスクロールすると、どの部位のアイテムを編集したいか選べるので、今回は帽子を選択。

さらに下にスクロールすると、大きさや位置や向き、さらには色も編集できます。
ものによっては、ブレンドシェイプという項目で形状も変化させられます。
好き勝手にいじってあげましょう。
ユーザテクスチャを反映させる。

服の種類から「U」と書かれているものを選択すると、ユーザーテクスチャを使用できるようになりますが、アイテムにもテクスチャは使用できます。
ただ、アイテムの場合はユーザテクスチャありにするかどうかの選択はなく、テクスチャの読み込みを行うと、必ず反映されるので注意。
アイテムに対してのユーザテクスチャの使い方ですが、今回試す0番の帽子の場合、中央の白い部分には、何もマークなどが入っていません。
ここにマークを入れてみたいと思います。

Itemフォルダを開き、編集したいアイテム番号と同じフォルダ、つまり今回は0フォルダを開きます。

アイテムのフォルダを開くと、番号と同じ名前のテクスチャ用png、UV用のpng、サムネイル用のpng、3Dデータであるvrmがあります。

テクスチャ用pngを編集することで、アプリ上でもそのテクスチャが使用できます。
もとのpngは、別名でコピーしてバックアップしておくといいでしょう。

テクスチャ編集後、左メニューの設定→ユーザーテクスチャ読み込みを実行することで、キャラクタのアイテムに実際に反映されます。
何もなかった部分に、ハートマークが入りました。
ユーザーテクスチャ読み込みの際の注意点。

今回のアイテムに限ったことではないのですが、ユーザーテクスチャ読み込みを計4回行うと、必ずアプリが強制終了してしまうという不具合が、現時点のバージョンまでに含まれています。
3回目の読み込みまで行ったあとは、File→ユーザーデータロードを行うと、いったん不具合を回避することができます。
また、ここからロードを行った場合は、テクスチャがリセットされます。
根本的な解決とは言えないので、できる限り早く修正していただきたいところです…。
アイテムを別の部位に移植したいけど…。(未解決)
先程の写真を見ていただくとわかるように、本来は胸用パーツである7番の羽を、左頭に装着しています。
普通ならば、羽を頭の位置まで持っていこうとしても、上限値があるため持っていくことができません。
そこで、アイテムを改造するためにUnityを使用します。

左頭用アイテムである110番のおさげのvrmを読み込んで、そこに7番の羽のobjとSpineBoneを、画像の位置にコピー。
そして、頭の位置に近くなるように移動したり、拡大縮小をかけたり。
すると、実際のアプリ上でも頭の位置に羽が出るようになりました。
ただ、Unityではおさげをそのまま残しているのに、なぜかアプリでは都合よく非表示になってくれましたが、その理由は不明。
また、キャラを動かしてみると、片方の羽しか揺れてくれませんでした。
そもそもこの移植の方法も、たぶん正しくありません。
とはいえ、アイテム制作に関するマニュアルが存在しないため、手探りでやっていくしかないのが現状です。
Unity自体に触れたのも初めてですし…。
アイテム制作の方法が確立次第、また記事にしたいと思います。
おまけ。

セシル変身で作成したキャラクタを、VRoidHubで公開中です。
VRoidって名前がついていますが、VRMファイルならば何でもいけるので、セシル製のVRMでもOK。
ダウンロードOKにしているので、何かしら参考にしたいときなどにどうぞ。